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ガーデンエッセイ

まだまだこれからの私 / 矢野 末那美

私は庭とは縁のない環境で育った。
生れた頃からマンション住まいでベランダはあったものの、自ら植物を育てようという子供でもなく、育てたものといえば夏休みの朝顔やミニトマトくらいだろうか。記憶に深く残っている植物といえば、生れた頃からあったパキラ、父親が増やしていたグリーンネックレス、小学校の赤いサルビア、土手のれんげ 等々・・・

そんな幼少期を過ごした私だったが、大学ではガーデンデザインを受講することにした。
当初は植物が好きでガーデンデザインを受講しようと思ったわけではなく、陶芸をずっと
やってきて、展示などの空間の勉強になるかと思い始めた事だった。

しかし、ある日の授業で枯れ果てた花壇の植え替えをした時、新しく植物を植え、水をあげ終わった後、日光が水の粒にあたってきらきらとしていたり、風でさわさわとゆれたりしている姿がとても可愛らしく(自分で植えたからでしょうか 笑)、生き生きとそこにいる様にも見え、初めて植物をしっかりと愛おしいと思うようになった。それからというもの、近くを通るときにはその植物達の様子を気にし、手入れをちょこちょこする様になっていった。

大学ではガーデンデザインの勉強をしながら陶芸で作品制作をつづけてはいたが、何故か 仕事にするなら造園を仕事にしたいと思い、造園の世界へ就職をした。ただその当時は まだ植物を扱う仕事としてではなく、物づくりを続けたいという気持ちの延長だったの だと思う。

その様な入り口からだったので、仕事を始めた当初は植物の名前すら多くはわからず「プリムラってどういうのか分かる?」と言われても訳が解らないような状態で(後にサクラソウの仲間で、有名な1年草だった事がわかったが)、まずはとにかく名前を 覚える事だけで必死だった。

あれから4年目。いまでは周りには真剣に植物の事を考えている徳田先生や仲間の協力もあり、お客様のもとへ連れて行く植物には「無理のない環境に植えてあげられたかな?」、「ちゃんと育ててもらえそうかな?」と、お客様にも、植物にも、まっすぐな心で向き合えるようになってきていると思う。

そして、よりしっかりと学ばなければいけないという気持ちで今ガーデンコンダクターの授業を受講させてもらっている。半年受けてみてもまだまだたくさんの学びがある。知らなかった植物のあれやこれやも含め、構造物とのバランスのとり方など、学ぶことのオンパレードだ。また、ガーデンの中での安全面や快適さなども教えて頂き、より安全な設計ができるようにとより一層仕事でも意識をするようになった。 これからもまだまだたくさんの学びがあることを今から楽しみに、希望を新たにして頑張りたいと思う。


矢野末那美  (ガーデン設計&施工 造園会社 勤務)
ガーデン・コンダクター ジュニア 第4期 受講中

ガーデン仲間によるリレーエッセイ We love Garden

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